TRIO TERNURA
SAME

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シングル "Gira" の人気によりあらためて脚光を浴びつつある彼らだが、本作はあどけなさも残る溌溂としたヴォーカルと同時代の北米ソウル・ミュージック~ソフトロックの影響を受けたであろう至極ポップなアレンジに加え、ブラジリアン・ロックのレジェンドであるハウル・セイシャスがプロデュースしたこともあり近年非常に評価の高い一枚。エンジン音+ドラムブレイクからはじまる "Uma Sombra Na Estrada"、重たいビートとファズギターが絡み合う "Por Isso Eu Digo: Brasil Eu Fico"、先述の "Gira" にも似たビートから始まりブレイクも挟まるキラー・ソウル "Vou Morar No Teu Sorriso"、トロピカリアからの影響も色濃い "Vê Se Dá Um Jeito Nisso"などの人気曲を収録。もともとソフトロック~レアグルーヴ文脈では有名な一枚ですが、いまはむしろブラジリアン・サイケの名盤として楽しむべき一枚!