矢野顕子
ただいま。 (2018年リイシュー)

メーカー・インフォメーション

　『ごはんができたよ』（'80）『愛がなくちゃね。』('82)と共に、矢野と坂本龍一による共同プロデュースで制作され、YMOが参加した作品の一つである日本テクノ・ポップ史に残る大名盤が、フランスのWewantsoundsからリイシュー！'16年のデジタル・リマスター音源を採用した新仕様です。

　YMOの面々以外にも、作詞で参加した糸井重里やピーター・バラカン、鮮烈なジャケット・アートワークを手掛けた湯村輝彦など、80年代の国内カルチャー史を牽引していく才能が集結。糸井重里と矢野のコンビで制作された最初の楽曲でシングルヒットした「春咲小紅」を筆頭に、糸井の描くどこか寂しい詞の世界観に、ポップで彩り豊かなテクノ・サウンドが相まった表題曲「ただいま。」、作詞にピーター・バラカン、作曲に大貫妙子を迎えた実験的な「いらないもん」、坂本龍一の作曲による"I Sing"、和物コズミック・テクノ・チューン"ROSE GARDEN"などを収録です。
　リイシューを手掛けたのは、佐藤博『オリエント』の再発でも好評を得たフランスのレーベルWewantsounds。この再発に際して新たに制作されたインサートには、フランスの老舗エレクトロ・レーベル『Tigersushi』の主宰者であり矢野顕子の大ファンというDJ/プロデューサー、Joakimによるライナーノーツが掲載されています。