幽体美人
SAME

メーカー・インフォメーション

札幌を拠点に活動する宅録プロジェクトSky Mataが別名義である幽体美人として奏でるローファイかつサイケデリックな、切なさ漂う心象風景。軒並みソールドアウトし、もはや幻となっている唯一作が待望のアナログ化です！

　2018年のEPリリース後じわじわと早耳リスナーの間で話題を集めた幽体美人。オールドスクールなフォークの系譜を感じさせつつも一筋縄ではいかない異世界感を演出するメロディライン、達観したボーカルが歌う憂いを帯びた日本語詞、それらを見事にまとめあげた唯一無二のサウンドは、現在のジャパニーズ・インディーシーンで一際異彩を放っています。　
　リズムマシンのチープなトラックとブチブチとしたサウンドイメージがカセットテープを聴いているようなノスタルジーを掻き立てる「年頃」、ファジーなギターの号哭、鈴の音色とトライバルなパーカッションがさながらアジアの農村で奏でられるロックといった様相の「東西線」、巧みな言葉遊びによる独特の詩世界が際立つ「苦い ♥」など全7曲を収録。歪でサイケデリックな音像が時間軸から切り離された世界で浮遊する様はまるで永遠の夕暮れ。ジャパニーズ・ベッドルーム・フォークの金字塔となる傑作です。