TULAY GERMAN ／ FRANCOIS RABBATH
SAME

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マーレム・モハムード・ガニアとファラオ・サンダースの共演作など、現在の視点で聴くべきワールドミュージックの傑作をおくりだすUKのレーベル ZEHRA の最新作! アナドルロックを代表する女性歌手 Tülay German とフランスのコントラバス巨匠 François Rabbath が録音した、トルコ版ECMとでも言うべき1980年録音名盤が待望の初復刻!

1935年にトルコのイスタンブールに生まれた Tülay German。1960年代に歌手としてデビューするとトルコの音楽シーンを席巻。とりわけデビュー作に当たる 7INCH『Burçak Tarlası』はアナドルロックの名作とされている。しかしその後、トルコ当局の圧政により、夫である Erdem Buri とともにフランスへ移住。フランスではフィリップス・レーベルと契約し成功を収めるもその内容に満足せず、ワールドミュージック系のレーベルであるアリオンへと移籍。そこでトルコ文化にも精通するフランス人コントラバス奏者 François Rabbath と録音したのが本作だ。トルコの高名な詩人ナーズム・ヒクメットが確立したアシュクの伝統とイントネーションに基づいた Tülay の歌声を、抑制のきいたアコースティック・アレンジが最大限に引き立てるその内容は、リリースから40年がたった今も色あせることがないもの。洗練と伝統が渦巻くネオ・トラディショナルとでも言うべきその内容は、ワールドミュージック・ファンはもちろん、ECMあたりのファンにも推薦だ。

Tülay German: voice
François Rabbath: saz & double bass

Recorded in Paris, 1980 by Claude Morel
Arrangements by François Rabbath
Poems adapted by Erdem Buri
Remastered for vinyl by Helmut Erler at D&M, Berlin
Lacquer cut by Ruy Mariné at D&M, Berlin