GIORGIO AZZOLINI
CRUCIAL MOMENT

メーカー・インフォメーション

若きエンリコ・ラヴァが加わったジョルジオ・アッゾリーニのカルテット作品｡1968年6月27日ミラノで録音された本作は、もうすでに完全にヨーロッパ・フリーに波に飲みこまれている。後年ラヴァはアヴァンギャルドなプレイでも一流を証明するが、ここでも鋭角的に切れ込む彼のプレイが堪能できる。アルド・ロマーノというヨーロッパ有数のドラマーのパーカッシブで刺激的なバッキングの全面で三者三様に未来のジャズに向かって走っていく様子を捉えたミラノ・ジャズ最高の一枚。フランコ・ダンドレアのテンションと浮遊感を感じさせるバッキングとアッゾリーニのあくまでも重くしかも芯を感じさせるベ−スのプレイが空間に重しを付け加えアルバム全体をコントロールしている｡